大分移住手帖

おおいた暮らし体験オンラインツアーレポート〜別府市・コミュニティー編〜

青木 奈々絵

ホームページやパンフレットだけでは伝えきれない、大分の魅力や実情を発信するため、移住を検討する方に「おおいた暮らし」をイメージしてもらうオンラインツアーが開催されました。「大分市・仕事編」「別府市・コミュニティー編」「豊後高田市・生活編」と全3回のうち、今回は27日(日)に行われた「別府市・コミュニティー編」の様子をレポートしていきます。

*まち歩きツアーはyoutubeにてご覧いただけます。

「大分県の概要紹介」、「市内各地の人とスポットを紹介するまち歩き」、「ツアーガイドによるトークセッション」、そして「視聴者参加型の相談会」。

大分県の基本情報や概要紹介から

県の移住担当者が、大分県の気候や温泉などの基本情報をはじめ、移住にまつわる最新情報について説明するとこからスタートしました。大分県への移住者は近年増加傾向にあり、3年連続1,000人以上の方が移住先として大分県を選んでいます。また、宝島社より発刊される情報誌「田舎暮らしの本」では、前年度に引き続き「移住したい都道府県ランキング」で8位に位置するなど、全国的にも人気の地域になっています。

大分県への移住者数の推移

別府愛溢れるまち歩きガイド

まち歩きのガイドを務めるのは、別府市でフリーアナウンサーを務める東保美紀さん、ゲストハウス「In Bloom Beppu(インブルームベップ)」を営む花田潤也さん、別府市のフリーペーパー「eyan(イーヤン)」の編集長を務める河口敬一郎さん。別府を愛する3人が実際にこのまちを案内しながら魅力を伝えます。

まち歩きでは、エリア別に、それぞれの特色やスポットを紹介するほか、実際に町を歩いて案内してくれました。県外からの移住者や地元にUターンをした方が経営するお店を紹介し、「なんで別府に移住したの?」「実際の暮らしってどう?」など、移住者の生の声を聞くことができます。

「西野口エリア」

閑静な住宅地の西野口エリアでは、埼玉県から移り住み、地区の住民自治協議会会長を務める移住者が登場。縁もゆかりもなかった土地に移り住み、地域の仕事をすることで地域に溶け込んで暮らす住みやすさを語ってくれました。

西野口エリアにある「株式会社やまよし」では大分特産の椎茸を取り扱っていて、特産品の販売のほか、イートインスペースでオリジナルスイーツなども楽しめるそう。

「株式会社やまよし」の3代目を務める河内さんは別府市で生まれ育ち、音楽活動のために上京後Uターンされたそう。一度離れたからこそ、改めて別府の魅力を実感したんだとか。「別府はとにかく人があたたかく、外から来た人にもウェルカムな雰囲気を感じる」と、移住者を受け入れやすいこのまちの人柄を伝えてくれました。

株式会社やまよしで3代目を務める河内(かわち)さん

やまよしでは大分県産のしいたけを取り扱っている

その他、パワースポットと名高い朝見神社がある「朝見エリア」や、別府一の繁華街である「北浜エリア」を巡り、県外から移住してアーティスト活動をする方や、チャレンジショップ「PUNTO PRECOG(プントプレコグ)」を利用してお店を開業された方々を紹介。「一歩踏み出して、まず飛び込んでほしい」と移住を考える人の背中を押してくれる一コマも。別府市に移住したきっかけや経緯、やりたいことにチャレンジできる環境の魅力を語ってくれました。

福岡から移住してアーティスト活動をしている安河内さん

別府のチャレンジショップ「PUNTO PRECOG」を使って起業したカレー屋「青い鳥」の店主、森脇さん

大分愛溢れるツアーガイドたちのトークセッション

まち歩きの後は、ツアーガイドによるトークセッション。動画に出ていた花田さんと河口さんが、自らの体験談を交えておおいた暮らしを伝えてくれました。

別府のフリーマガジン「eyan」の編集長を務める河口さん

10年前に別府市のフリーペーパーを始めた河口さんは、温泉の奥深さと面白い人が集まる別府市に惹かれ、大分市から引っ越してきたそう。表には出ていない隠し温泉の魅力や、温泉コミュニティでの個性的な出会いに、日々豊かさを感じていると言います。

河口:別府市はコンパクトなので、人が繋がりやすいのだと思います。APU*があったり、様々な国籍の方々が住んでいることもあって、外から来る人に対しても受け入れる雰囲気がありますね。それでいて地元愛が強い人が多くて、面白い町です。

別府市内で2軒のゲストハウスを経営している花田さんは、移住前から10年間別府市に通うほどの別府好き。「別府のファンを作りたい」という思いから宿を開業し、別府市内を案内するツアーなども実施しています。

温泉地として有名な別府市は昔、保養所として栄え、多くの別荘群が残る町だったそう。花田さんが営むIn Bloom Beppuもその一つであり、宿として残すことでより多くの人にこの文化に触れてもらいたいそうです。

「In Bloom beppu(インブルームベップ)」で宿主を務める花田さん

花田:日常を過ごしているとなかなか地元の良さを伝えられない部分もあるけれど、移住者だからこそ声を大にして言えることもあります。外から来た者として素晴らしさを伝えたいです。

「実際移住する前に、どんなことをしたらいいのか?」という問いかけに対して河口さんは、「まず湯めぐりをすること」と別府市ならではの温泉文化を話してくれました。

河口:巡ることで、人と出会えます。中に入るとみんな知り合い同士だったりして、外から来た人にも気軽に話しかけられたりします。話が盛り上がってそこから町のことを紹介してくれたり、場合によっては食事まですることもありますよ。

そのうえで、別府温泉のローカルルールも教えてくれました。

[温泉に入る時のローカルルール]

  1. 温泉のへりに座ってはいけない
  2. 地元の方が入るお湯は熱いけど、勝手に水を入れるのはNG

地域の文化を知っておくと、距離がよりグッと近づくそうです。ぜひこれらを身につけて、別府の湯めぐりに出かけてみたいですね。

日本各地から参加できた相談会

最後の相談会では、視聴者からの質問を交えてトークを展開。オンラインならではなのか、参加者の中には、なんとスポーツジムから参加している方も!東京からの移住を考える方から「どうやったら人と繋がりを持てるか」というご質問が。自営業ではなくサラリーマンという立場での移住に、コミュニティを広げていけるか不安とのことでした。この質問に「自身の趣味や温泉などで繋がりを増やしていっては?」とのアドバイスが。ツアーガイドのお二人は、別府市ならではの繋がり方を教えてくれました。

オンラインツアーの司会を務める「おおいた移住計画」の宮井さん

宮井:「別府市は海、山、温泉といろんな顔を持っているので、いろんなコミュニティがあります。温泉コミュニティがあるように、海好きの人同士が集まったり、ヨガやスポーツ好きな人は海や公園で催しを行ったりと、おもしろい取り組みも。同じ趣味をもつ仲間であれば、距離を縮めるにも時間がかからないと思いますよ。」

最後に

別府市への移住に興味がある。でも実際の暮らしってどうなんだろう?と不安に思う方も、実際のまち歩きや移住者のリアルな声を聞いて、もう一歩踏み込んでみたい!と思った方は多いのではないでしょうか。このオンラインツアーで流れたまち歩きの動画は、Youtubeチャンネル「おおいた暮らし」にアップされていますので、何度も視聴可能です。気になる方は覗いてみてください。オンラインツアーを通じて別府に興味を持った方は、ぜひ実際に別府市を訪れて、まちへの愛が溢れる個性豊かな地域の方々に会ってみてくださいね。

APUとは、「立命館アジア太平洋大学(英語: Ritsumeikan Asia Pacific University)」という2000年に設置された、別府市に本部を置く日本の私立大学。国際学生がおよそ半数を占め、日本語と英語による日英二言語教育システムを展開している。

WRITER 記事を書いた人

青木 奈々絵

大分県杵築市へ移住。地域おこし協力隊として移住支援活動を行う。国東半島に伝わる七島藺(しちとうい)に惹かれ、工芸の技術を習得し、杵築七島藺マイスターとしても活動している。農家民泊の開業を目指して、築150年の古民家をセルフリノベーションに奮闘中。

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