大分移住手帖

本当にやりたい仕事で後悔なく生きていく。縁が繋いだ大分県での移住生活

Tomoe Sato

大分市でシルバーアクセサリーの販売や制作体験ができるMallieyanで働く小林さんは、出身地である東京都から大分県へと移住してきました。小林さんはMallieyanで働きだしてまだ1年未満ですが、ひた向きにアクセサリーを作る姿勢と、明るく親しみやすい性格でお客さんにも人気があり、すでにMallieyanにとってなくてはならない存在です。

まだ20代の彼女が単身で大分県に移住したきっかけは、Mallieyanの店長である木本さんとの出会いでした。今回は、大分県でアクセサリー職人として働く小林さんの仕事や日常生活についてお聞きしました。

古着が好きで働くうちにアクセサリーの道へ

もともと古着が好きだった小林さんは高校を卒業し、古着屋で働き始めました。働いているうちに

「ずっと東京じゃなくても良くない?」

と感じ、縁あって北九州市の古着屋で働きはじめました。そこで、アクセサリーに興味を持ち、本格的に学ぶために東京へ戻り専門学校へ通います。専門学校卒業後はそのまま東京でアクセサリーの会社に就職しますが、そこで小林さんはある思いを抱くように。

 

小林:働いているうちにマネージャーに昇進して人をまとめる立場になっていき、自分がやりたいこととは違う業務内容になってきたなと感じたんです。

東京に住んでいたころの小林さん

アクセサリーの専門学校を卒業してから、就職して数年でマネージャーという立場になり本来の目的だったアクセサリーを作りたいという想いからどんどん遠ざかってしまったそう。

店長の木本さんの一言で移住を即決。自分が本当にやりたいと思える仕事との出会い

自分がやりたいと思った仕事に就いたのに、徐々に募る違和感を抱えながら働いていた小林さんですが、実は以前から九州へ移住したいと考えていたそう。

Mallieyanの外観

小林:九州自体に他県から来た人に対してウェルカムな風潮があると感じていました。住んでいた北九州市も人が温かく、働くうちにどんどん友達が増えて、気づけば地元である東京よりも友達が多くなっていたほどです。その時から、いつか九州に移住したいと漠然と思っていました。そんな時に北九州市で一緒に働いていた店のスタッフから紹介してもらったのがMallieyanの店長の木本さんです。お会いした時に木本さんから

「何も気にせず、アクセサリーを作ることと接客をすることを考えていたらいいよ」

と言われた言葉がぐさっときたんです。「ただ作ることに専念すればいいんだ」って。私はアクセサリーを作るのも接客も好きで、どっちもできる仕事を探していたので、店長の木本さんと出会いMalliyanで働きたいと思いました。

Mallieyanで製作中の小林さん

小林さんを取材する様子を、横からそっと見守る店長の木本さんに当時の小林さんに感じた印象を聞いてみました。

 

木本:お店で働いてもらいたい人の基準が、大きく分けて2つあります。明るく社交的でものづくりが好きなことと、自分をしっかり持っていることです。そのことを知っている友人から「この子ぴったりだと思う」と紹介をしてもらった時点から、安心はしていました。でも、全く知らない土地へのIターンは覚悟がいると思っていました。そこで「必要な物は全て準備する」と話すと即決してくれました。(小林さんのような人は)なかなかいないし出会えない、運がいいと思っています。

 

知り合いから繋がった縁によって小林さんは大分県への移住を決断します。木本さん以外まったく知り合いがいないため移住には不安があったそうですが、家探しから引越しまで木本さんが支援してくれたこと、引越し当日は家族も駆けつけてくれたことで1人じゃないと感じ安心できたそうです。

どの飲食店に入ってもハズレがない。ご飯の美味しさに感動する日々

小林さんは移住前にも一度大分県の別府市と湯布院に旅行に来たことがあったそうです。その時に感じた大分の良いところや移住して良かったと思うことをお聞きしました。

 

小林:ごはんがおいしい!たまに昼ご飯を食べにふらっと知らないお店に入ってもどこも美味しくてハズレがない。魚も種類が豊富で、スーパーで売っている魚もクオリティーが高くてびっくりしました。旅行の時に地鶏や関サバを食べたんですがとても美味しかったことを覚えています。あとは柚子胡椒も大好きです。東京ではあまり売っていませんが大分県ではあちこちに売っています。今は自炊する時に何にでも柚子胡椒をかけています(笑)。

 

取材中、何度もご飯がおいしいと笑顔で話してくれる小林さん。木本さんやMallieyanの仲間との会食で、地元の人が知る美味しいお店に連れて行ってもらっているんだとか。

大分にて

小林:大分に移住して母親から「顔色がよくなった」と言われます。東京では、夜遅くまでお店が開いているため、外食が多く、いつも帰りが23時頃でした。大分に来てから早めに帰って自炊をしてちゃんと食べるという規則正しい生活になり、気持ちも穏やかになりました。別府市の温泉は施設ごとに泉質が違うので、暇さえあれば様々な温泉を入り比べて楽しんでいます。

 

東京を離れて手に入れた穏やかで健康的な生活。その他にも、今住んでいる別府市の家賃が5万円以下と東京と比べてとても安いことや、温泉に浸かるようになってからお肌の調子が良くなったことなど大分県の良いところをたくさん教えてくれました。

気になるのは交通の便の悪さと電車のマナー

一方で大分県に来てから感じた気になる点や、移住前に準備せずに後悔したことなどを聞いてみました。

 

小林:交通の便の悪さですね。車も運転免許も持っていないんですが、普段の買い物がこんなに不便だとは驚きました。今は店長からもらった自転車で家の近くのスーパーに行っていますが、車がないから大分県内を観光で回りたいなと思っても一人だと簡単には行けません。大分県に移住希望の方はぜひ車の免許をとってから来ることをおすすめします!

 

あとは電車のマナーが気になります。東京では、電車の乗り降りの際に降りる人を優先することが当たり前でした。でも大分の方はドアの前に固まって立っていることが多く、降りたくて声をかけてもあまり避けてくれずにぶつかってしまうことがあります。大分県では、電車を普段から使う方が少ないのでマナーが浸透していないということもあるのでしょうが。

 

大分県では東京よりも電車の利用者が少なく、整然と並ばずとも乗り降りできる状況に慣れてしまっていることが要因のように感じますが、他県から来た方にとっては戸惑う習慣かもしれません。公共のマナーとして大分県民も気を付けていく必要があるかもしれませんね。

仕事も遊びも大分でやりたいことがたくさんある

大分県に移住して約8か月経つ小林さんに、今後大分でどのようなことをやってみたいか、仕事とプライベートの両面から聞いてみました。

 

小林:仕事では、学校で2年間彫金の基礎技術は学びましたが応用技術はまだまだ店長に習うことがたくさんあります。動物のモチーフのアクセサリーの製作が好きなので、応用の技術を教えてもらったら色々融合できるのではないかなと思います。嫌な事もあるけど後悔しないように楽しく生きたいなと自分の中でずっと思っています。

プライベートでは、今住んでいるところから3分くらいのところに海があるので夏になったらマリンスポーツをやりたいです。SUPやシュノーケリングを使った素潜りも好きです。あとは山も好きなので由布岳に登ってみたいですね。

小林さんの作品

マリンスポーツや山登りが趣味の小林さんにとって、海や山などの自然が身近にある大分県は、理想の生活を送るのに適した環境かもしれませんね。小林さんがこれから移住先で初めて迎える夏を前にワクワクしている様子がとても印象的です。

小林さんの得意とする動物をモチーフにした作品

「何かに悩んだら一度来てほしい」MALLIEYANを大分のディズニーに

最後に、これから大分県にに移住を考えている方向けに、メッセージををいただきました。

 

小林:Mallieyanは店長をはじめスタッフ皆とても和気あいあいとした雰囲気で、アクセサリーの製作に来たお客さんはみんな笑顔で帰っていきます。何かに悩んだ時は一度Mallieyanを訪れて、嫌なことは全部忘れて帰って欲しいです。店長の木本さんが言うように、Mallieyanをみんなのことを笑顔にするディズニーランドのような存在にしたい。あとは、大分はご飯が美味しいからそれを楽しみに来てください!(笑)

Mallieyan店内

店長の木本さんから「彼女はMallieyanをディズニーランドにするための最強の武器だ」と表現されるほど愛されている小林さん。「スタッフの人柄に癒される」とお客さんの間でも評判だそうです。また、インターネット上でMallieyanの口コミを見ると「ナイスー」という言葉を見かけます。それはお店に来てからの秘密なので、アクセサリー製作体験をする方はぜひ聞いてみて下さいね。

Mallieyanの木本さんはじめ職場の仲間と

最後に

小林さんのように、東京出身の若い女性が単身で大分県に移住するのには不安があったと思います。しかし、小林さんが木本さんに支えられたように、人との繋がりによって、移住の悩みや不安を解消される方もたくさんいます。

 

これからさまざまな体験を大分県で積み重ねていくであろう小林さん越しに見る大分県の姿に、きっと新しい発見や良さを感じるはず。大分県に来た際はぜひ小林さんに会いに行ってみてはいかがでしょうか?

 

取材者情報

お名前
小林なぎさ
出身地・前住所
東京都
現住所
別府市京町
年齢
27歳
職業
アクセサリー職人
Webサイト
https://www.instagram.com/mallieyan/?hl=ja

PHOTO

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WRITER 記事を書いた人

Tomoe Sato

大分生まれ、大分育ちの根っからの大分人。看護師として働くも現在は塗装屋さんの妻と、2人の子育てをしながら趣味の延長線でライターとして活動している。

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