大分移住手帖

温泉が好きで移住。陽気で明るいお助けマンが大分市で始めた第二の人生。

Tomomi Imai

取材者情報

お名前
中村浩人
出身地・前住所
出身地:大阪府藤井寺市
前住所:大阪府
現住所
大分県大分市
年齢
56歳
家族構成
2人
職業
地域おこし協力隊

大阪府藤井寺市出身の中村さんは、建設会社での30年以上の勤務や、大手テーマパークの大規模改修工事などの管理業務を経験した後、2018年に友人のつてでルワンダへ渡り飲食店のマネジメント業務を行うなど、幅広く活動されてきました。そんな中村さんが大分市へ移住した経緯と、現在の暮らしについてお聞きしました。

建築業界で長年キャリアを積むも、ルワンダに行くために辞める

ルワンダにある日本食レストラン「KISEKI」の皆さんと。

大阪市立工芸高等学校建築科卒業後、大阪府内で小さな建設会社に就職。長年キャリアを積んだ後、大手テーマパークへ転職。大阪で充実した毎日を過ごしていた中村さんですが、知人や友人が他界したことをきっかけに「人間いつ死ぬかわからない、やれるときにやれることをしよう」と思い、大手テーマパークを退職し、ルワンダへ向かったそうです。

中村:若い頃から憧れていた海外生活をするため、2018年にルワンダで日本食レストラン「KISEKI」を開業した友人の元へ向かい、1年間マネジメント業務を行いつつ、地域のスラム街に住むシングルマザーや子どもたちに、就労サポートや食事の確保支援を行いました。

以前住んでいた大阪府吹田市佐竹台でも、地域のお母さん方が日替わりでランチを提供するコミュニティカフェ「さたけん家」の設立・運営に携わっていたという中村さん。そこでも子どもたちを製材所に連れて行ったり、一緒に漆喰を塗ったりするなど、幅広い活動をされてきたそうです。

陽気で明るい性格から、ルワンダでも大人気。

ルワンダでスラムにある幼稚園の階段作りのサポートを行った。

温泉が好きだから、大分県で暮らしたかった

大分を満喫する中村さん

ルワンダから帰ってきた中村さんが、次の居住地に選んだのが大分県。その理由をお聞きしました。

中村:とにかく温泉が好きなんです。旅行で大分には年に数回来ていて、来たら一日4、5軒温泉を巡っていました。なので移住の1番の理由は温泉です。それと、大阪に両親や子ども、親戚がいるので、何かあっても大分県なら列車や飛行機、船、車など大阪への交通手段が多く、すぐに駆けつけられるのでいいなと思っていました。また、大分は肉、魚、野菜、お酒全部美味しくて、湧き水もあちこちで湧いているのが魅力的でした。

中村さんが大分県について調べていたところ、大分市で地域おこし協力隊の募集をしているのを見つけたそう。

中村さんが手がけたイベントの様子。

 

中村:大分市の戸次本町というところの活性化を担う人を募集していて、空き家対策やイベントの仕事なら今までの仕事が活かせるし、趣味が仕事にできるなら嬉しいなと思い、応募しました。「こんなおじさんでも良いですか?」と聞いたら、どうやら応募者が他にいなかったようです。私の中で“移住”というと古民家に住むイメージがあったのですが、市役所の方に駅に近くて買い物も便利な場所にあるマンションを見つけてもらえたので、とても快適に暮らしています。「地方では車がないと暮らせない」と思っていたのですが、車より電車を使うことの方が多いですね。

中村さんの住まいの最寄駅である中判田駅は大分駅まで電車で20分。電車の本数も1時間に3-4本あるので、大分駅周辺の中心部で飲み会があっても電車で帰れます。パートナーの方も中心部にあるスタジオでヨガをして、温泉に入ってから帰って来られるこの距離感が気に入っているそうです。

中村:大分市内だけでも温泉が35軒ほどあるんですよ。ほとんどが源泉掛け流しです。入浴料は200円~500円前後で気軽に入れるので気に入っています。

車の維持費が少し気になる

畑作業をする中村さん。

様々な環境を経験している中村さんに、現在の暮らしで困っていることをお聞きしたところ、あえて言うなら「車の維持費」が少し気になる様子。

中村:今の暮らしに苦労らしい苦労は無いですが、あえて言うなら車の維持費がかかることですかね。大分市中心部へは電車で行けますが、大分市以外の県内いろいろなところを回ろうと思ったらやはり車が必要ですね。ガソリン代など維持費がそれなりにかかります。

今の収入なら、2人で生きていくには十分

大阪にいる頃は家賃も高く、子育てにも多くのお金が必要だったので、キャリアを築き稼がなくてはならなかったと言う中村さん。現在の収入は地域おこし協力隊の給料のみなので、以前に比べたらかなり薄給にはなりましたが、子育ても終わり借金なども無いので、パートナーと2人で生きていくには十分とのことです

中村:現在の収入は月15万円程度です。家賃は大分市からの補助があります。パートナーは働いていませんが、二人であれば十分食べていけます。週4日勤務で、休みも多いし、副業もOKなので、好きなことが出来ます。ある程度の経験や苦労があったからこそかもしれませんが、今の暮らしに満足しています。

行政と町の人をつなぐ調整役として

現在活動されている戸次本町のシンボルである「帆足本家酒造蔵」と中村さん。

56歳で地域おこし協力隊として赴任した中村さん。町の方の反応はどうだったかお聞きしたところ、市役所と地域をつなぐ調整役を担っているので喜ばれているのだとか。

中村:元々仕事でおじさんおばさんと仲良くなるのは得意な方で、ノリも良いので喜ばれることが多いですね。困ったことがあっても、行政の人には話しにくいと思っている方も結構いるみたいです。でも僕は話を聞くのが好きなので積極的にお話を伺います。それが良かったみたいですね。

今後は友人たちの憩いの場所を作りたい

友人の活動を手伝う中村さん。

中村さんが今後やりたいのは「友人たちが一息つける場所を作ること」だそうです。

中村:今都会で暮らしている友人たちは、深呼吸が出来なくて苦しんでいるなと感じます。僕が住んでいる大分市を始め、大分県には美味しい食材や、豊かな自然、そして温泉があります。パートナーが食やハーブなどについて学んでいるので、今後は連携しながら都会の友人や若者を癒せる場所を作っていきたいなと思っています。移住してから出会った面白い人たちを手伝いながら、僕らしい場所を作っていけたらいいかなと思っています。

最後に

建築業界でのキャリアや経験を活かし、多岐にわたる活動をしてきた中村さんがパートナーと暮らす場所として選んだ大分市。まだ赴任して数ヶ月とのことですが、取材した際も戸次本町の伝統行事である「よいやかがり火」の運営スタッフとして56歳とは思えないほど走り回っていました。地域おこし協力隊という枠を超えて、自分らしい暮らしを再構築していくパワフルさを感じました。新たな地でパートナーと共に歩む第二の人生がどうなっていくのかこれからが楽しみです。

毎年10月に行われる戸次本町伝統行事「よいやかがり火」

PHOTO

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WRITER 記事を書いた人

Tomomi Imai

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snufkiins LLC. 代表社員
離島移住計画 代表
Re-harmo PJ オーナー
25歳でフリーランスとして独立し、多様な分野にてプロデュースやディレクター業を経験。モノコトヒトをつなぐひと。多様な伴走を得意とする。国内外問わず事務局代行・企画編集など多様な業界を経て2018年に法人化。長崎県上五島にてキャンプ場兼カフェ「Re-harmo PJ」を展開し、島に仕事や場を作ったり。絶賛子育て中。ヨガ・サーフィン・音楽・映画・コーヒー・日曜大工が趣味。

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