大分移住手帖

プライベートを充実させたいとの想いから大分市へUターン。都会よりもクオリティ・オブ・ライフが向上した地元暮らし。

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取材者情報

お名前
花田 有里紗
出身地・前住所
出身地:大分県豊後大野市
前住所:神奈川県横浜市→座間市→秦野市
現住所
大分市
年齢
24歳
家族構成
職業
株式会社キャリア・ウィーバー
Webサイト
https://careerweaver.jp/
Twitter
https://twitter.com/alisa___06
Instagram
https://instagram.com/arinko__06

神奈川県で理学療法士や販売員としてキャリアを積んだ花田さんは、理想のワーク・ライフ・バランスを実現するために大分市へのUターンを決意したそうです。転職活動を経て未経験の人材紹介業界に飛び込み、現在はキャリアコンサルタントとして活躍する彼女がUターン後に感じた、大分県の印象の変化や移住希望者の転職事情、現在の暮らしについてお聞きしました。

お出かけ中の愛犬と花田さん

都会の暮らしを経て実感した地元の良さ

豊後大野市で生まれ育った花田さんは高校進学と共に家族で大分市へ転居し、理学療法士への道を志したそうです。

花田さん : 大分市内の専門学校を経て、祖父母が暮らす神奈川県の病院へ新卒で理学療法士として就職しました。当時から漠然と「いつかは大分に帰りたい」と思っていましたが、それが数年先なのか歳をとってからなのかなど具体的に考えてはいませんでした。都会の生活にはすぐに慣れましたが、人間関係に悩んだことをきっかけに病院を辞め、昔から好きだった無印良品の店内販売員へ転職し、凄く楽しく働いていました。

ただ、県外での生活を通じて家族や友人が大切だと認識したことや、将来の子育て環境を考えると自分が育ったような環境が良いと感じ、仕事が忙しかったことや趣味のインテリアのことを考えながら家で過ごすなど、都会でプライベートに外出しないなら大分市で暮らす方が良いのではと考えるようになりました。

自分自身を「感覚で思い立ったら即断即決するタイプ」だと話す花田さん。3年間の神奈川県での生活を通じて、大分市への印象も変わったそうです。

花田さん : 2021年9月末に大分市へのUターンを決意して、翌日に職場の店長に離職することを伝え、11月にはUターンしました。

神奈川県で社会人として生活するまでは、大分市は閉鎖的で、人を辿ればすぐに誰かと繋がってしまい良くも悪くも話があっという間に広がる、大型レジャー施設が少なく、好きなブランドの服や雑貨が買えないなど、ネガティブなイメージばかりを感じていました。

また、学生の頃は「理学療法士として成功する」ことを何よりも優先していたので、医療施設や情報が多い関東で生活する方が良いと思っていました。当時はプライベートを重視せず、社会に出たら「大人として仕事で頑張って働いて成果を出して稼ぐことこそが人生」だとワーカホリックな考え方をしていました。

就職した当初は、「せっかく都会に来たからには、毎週ディスニーランドに遊びに行こう」などと考えていたのですが、現実は仕事に追われる日々で、全く足を運べませんでした。都会は大分市と比べると様々なお店やレジャー施設などがたくさんありますが、行く余裕がなければ意味がありません。これなら地元で家族や友人と過ごす方がリフレッシュできると痛感しました。

実際にUターンしてみたところ、仕事が変わったこともあり、今まで欠点だと考えていた狭さがマッチしていて、名前や私の取り組みについて世の中に知れ渡るスピードが早く、田舎だからこそ新しいチャレンジがやりやすいと実感しました。学生の頃とは正反対で、ワーク・ライフ・バランスを重視し、仕事だけでなくプライベートを充実させたい私にとっては素晴らしい環境だと思います。都会で暮らす前には大分市の欠点だと感じていた事柄が、Uターン後には視点が変わってプラスに転じました。

花田さんが働く株式会社キャリア・ウィーバー

未経験の業界に挑戦

現在は株式会社キャリア・ウィーバーで働く花田さん。持ち前の行動力と直感を生かして、転職に至るまでも早かったそうです。

花田さん : 神奈川県で暮らしていた時から犬を飼っていて、Uターン後も愛犬との生活を一番大切にしたかったので、インターネットで「大分市 リモートワーク」などのキーワードで転職先を探し、株式会社キャリア・ウィーバーの求人情報を見つけました。サイトを拝見したところ、平松社長の「自己実現ができる働き方」「仕事をすれば人生が充実する訳ではなく、収入・家族・友人・趣味・休日・スキルアップなど、人生のバランスを大事にすることが一番の目的」という言葉に共感を覚えました。未経験の人材業界の会社でしたが、リモートワーク制度やフレックスタイム制度を導入しており、私の希望を満たしていると感じました。

神奈川県から引越す直前の2021年10月に応募して、大分県に移住した11月に面接を受け、転職活動を始めて1社目で即決しました。都会の病院勤務時代よりも給与は減りましたが、「愛犬優先のライフスタイルを実現したい」という明確な目的があったので、迷うことなく転職先を決めることができました。

社内で企業支援を担当する先輩と求職者を担当する花田さんの写真。社内は和やかな雰囲気で仲が良いそう。

未経験の業界に飛び込んだ花田さんに、現在の業務内容ややりがいについてお聞きしました。

花田さん : 2022年1月に転職し、ちょうど1年が経過しました。未経験・無資格だったため社長からアドバイスをいただき、国家資格であるキャリアコンサルタントの養成講座を半年ほど受講したのち、試験勉強に励んだ結果、初受験で無事合格することができました。約1年間の勉強を通じて、自分以外の人生の分岐点に携われるところに魅力を感じるようになりました。

仕事内容としては、転職やキャリアの相談に乗っています。株式会社キャリア・ウィーバーは有料職業紹介業で、転職を希望する方に対しては必要に応じて弊社のクライアント企業さんの求人をご紹介するなどの支援をはじめ、キャリアについて悩んでいる方の相談を受けたり、求職者と一緒に求人を確認したり、履歴書・職務経歴書の添削や面接練習なども行います。

理学療法士として働いていた頃は、私でなくとも同じ資格を持っているその他大勢の1人というような環境だったので、自己表現が出来ず不満を感じていました。今は裁量がある仕事を任せていただき、私のやりたいことを実現できます。

地元に帰って来てからプライベートでは、2022年9月に祝祭の広場で開催された「大分 100人カイギ」に登壇したり、10月に開催された大学生のコミュニティイベント「働くっちなんなん」にゲストスピーカーとして参加し「若手正社員の働き方」についてプレゼンするなど、イベントにも参加しています。

自らも移住経験者である花田さんに、移住希望者向けの転職事情についてお聞きしました。

花田さん : 私がUターンする際は、市町村が支援する移住に関する制度を知らず活用しませんでしたが、現在は把握していますので、対象となる人にはご案内しています。

移住希望者で転職相談に訪れる人は「いつかしたい」「仕事があったら移住したい」などざっくりとした方が多い印象です。そういった人は「大分県の産業分布」や「都会から移住した場合は給与が下がる可能性が高い」ことなどを知らないケースがほとんどです。相談する中で「スローライフを送りたい」「大分県=農業」「大分県に移住するので特産物を販売したい」などの漠然としたイメージがあるように感じますし、「何となく移住したい」と考えている場合は、決まるケースが少ないように感じます。移住して何を実現したいかをはっきりさせた上で、決意を固めて具体的に行動した方が良いと思います。人生を左右する決断ですので簡単ではないですが「家族」「環境」「仕事」などに左右されるのではなく、まずは「自分がどうしたいか」をはっきりさせて、明確なビジョンを持って決断して欲しいです。

イベント「働くっちなんなん?」出演時の集合写真

愛犬との住まい

Uターンを決断後一旦実家に戻った花田さん。愛犬との理想の暮らしのために、ペット可の物件を探し回ったそうです。

花田さん : Uターン後の1ヶ月半は実家に住みましたがペット不可の物件だったので、愛犬は知人に預け、一時期は離れ離れの日々でした。一刻も早く一緒に暮らしたかったため、賃貸情報のアプリを片っ端からダウンロードして探しましたが、そもそもペット可の物件が限られており、選択肢は少ない状況でした。そんな中で良いと思った物件が、たまたま父の知り合いの不動産会社で、すぐに内覧をお願いして即決しました。

こうして、新たな家で愛犬との生活を再スタートした花田さん。交通アクセスなどが充実していて、大満足しているそうです。

花田さん : 現在の家は市内中心部や郊外の大型商業施設まで車で15分のところにあります。都会と比べると公共交通機関は不便なので車は必須ですが、近隣にコンビニやスーパーなどが多くて利便性は高いと感じます。

ただ、神奈川県で暮らしていた頃から車は持っていましたが、ペーパードライバーでほとんど運転していなかったので、慣れるまでは大変でした。家族を助手席に乗せて、必死に練習しました(笑)。

何より、都会では考えられないくらい家賃が安くなりました。神奈川県で暮らしていた頃は1K(6畳)・駐車場別で家賃57,000円の物件でしたが、それでもまだ安い方でした。現在は1LDK(12畳と6畳)・駐車場込みで51,000円ですので、固定費が随分下がりました。住空間が広くなったため、愛犬とゆっくり過ごすことができます。

ご自宅での誕生日パーティー

都会とは違う暮らしの楽しみを追求

充実した日々を過ごしているという花田さんに、プライベートでの過ごし方をお聞きしました。

花田さん : 都会と比べると商業施設やレジャー施設が少ないため「友達と遊ぶ=カフェでランチ」などコミュニケーションを重視した行動になりがちだと思いますが、季節に応じた催し物やイベントなど大分県にしかない良いコンテンツもたくさんあると思います。

都会と違って車社会なので、田舎にある雰囲気の良い場所にも気軽に行けます。私は割とインドアが好きなので体験していませんが、友人は登山やキャンプ、サウナなどに足繁く通っています。個人的には、愛犬と一緒に出かけられるドックランやペット可のカフェを利用します。あと、ラーメン店巡りが好きです(笑)。

何より、自宅で誕生日パーティーをするなど、みんなで過ごす時間がめちゃくちゃ楽しいです!友人や家族と過ごすことで、忙しい日々のリフレッシュができるので、大分市に帰ってきて本当に良かったと思っています。都会で暮らしていた頃は、仕事で疲れ切ってしまいほとんど外出できず、ストレスが溜まる一方でした。そんな私にとって、友人や家族と会って話す時間は何より大切だったと改めて感じています。プライベートが充実したことで確実にクオリティ・オブ・ライフが向上したと思います。

花田さんは、自身の経験を活かしながらコミュニティを作って活動しているそうです。

花田さん : 愛犬が石を誤飲・吠え続けるので散歩に連れて行けない・トイレの躾など様々なトラブルがあり、悩んだ時期がありました。そういった悩みを共有したりできる人がいればと思ったことがきっかけとなり、大分市にUターンした後に大分県民限定のLINEオープンチャット大分県 愛犬家 交流」というグループを作りました。コミュニティとしてお互いの愛犬に関する悩みを共有して対策したり、オフ会を開催しています。現在は約40名ほどが参加し、愛犬と泊まれるホテルやお店の情報・愛犬の誕生日のお祝い・愛犬が赤ちゃんの時に着ていた服を譲渡・イベント情報の交換などを行っています。飼い主同士が直接知り合いで、お互いの愛犬が安心して交流ができる状況にしたいと考えています。

また、同世代のコミュニティーとして、小学校〜中学校〜高校まで部活動だったバレーボールのサークルを立ち上げました。職場と家の往復しかない同世代が多いので、新たな交流の場をと考えています。活動を通じて仕事や日々の暮らし、恋愛などについての悩みを共有していければと思います。

イベントで仲良くなった大学生と花田さん

移住を希望する皆さんへのアドバイス

大分市へのUターンを成功させた花田さんに、同じような悩みを抱える皆さんへ向けて、アドバイスをいただきました。

花田さん : 私は「大分県の狭さ」が嫌で、神奈川県に就職しました。ですが、今は価値観が変わってその「狭さ」を心地良く感じるようになりました。自分が何か新しいことに挑戦しようと思えば、人の繋がりを辿ることでその先達の方々が助けてくれますし、様々な助言などをいただけるので行動に移すまでのハードルが低いと実感しています。大きな会社でキャリアを積むのではなく自分で何かを成し遂げたいという想いがあるのなら、大分県はピッタリだと思います。

また、県外から大分県に移住したいと考えている方は、理想と現実の暮らしに差が出てしまわないように、実際に足を運んでみて感じて欲しいと思います。

イベント「大分 100人カイギ」に登壇した際の花田さん

最後に

大分市へのUターンの結果、キャリアコンサルタントとして新たな人生をスタートした花田さん。取材を通じて、彼女自身が経験した色々な事柄が、仕事やプライベートでの活動を通じて昇華され、より多くの方々の幸せに繋がっていると感じました。確固たる想いを持って行動に移す彼女のこれからの活躍が楽しみです。移住に伴う転職に関して悩みを感じている方は、ぜひ株式会社キャリア・ウィーバーに相談してみてはいかがでしょう。笑顔の花田さんが迎えてくれると思います。

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  • プライベートを充実させたいとの想いから大分市へUターン。都会よりもクオリティ・オブ・ライフが向上した地元暮らし。
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WRITER 記事を書いた人

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株式会社モアモスト 取締役・一般社団法人まち元気おおいた 理事・Pdw 代表として、サイト・DTP・DTMなどディレクション〜制作をはじめ、ライターや撮影などの業務に従事。大分市府内5番街商店街振興組合の理事として、まちづくりにも携わる。

SC-RECS.com・クラブイベントインフォ・SCLS・DubRize・PLay・合同写真展などを主宰し、各種イベントのオーガナイズからDJやマシンライブなどまで展開中。テルミン使い。

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