新型コロナウイルス流行による緊急事態宣言の外出自粛等で、今まで暮らしてきた生活について考える機会が多く、働き方や働く場所、会社のあり方が大きく変わった時代とも言えます。
新型コロナウイルスの流行より少し前から、日本政府が進める働き方改革の一環として「ワーケーション」という言葉があります。
新型コロナウイルスの流行による働き方の変化で加速したのが、ワーケーションやリモートワークではないでしょうか。そして、いまこれらの働き方により、東京一拠点集中型の生活から地方への分散型の生活に関心が高まっています。
大分県内18市町村別のワークスペース、宿泊施設、観光施設を一挙ご紹介
大分県に移住や定住を考えている方に「大分県におけるワーケーション施設」として、県内18市町村別でコワーキングスペースやワークスペース(働く場所)、宿泊施設(お試し移住施設を含む)、代表的な観光スポットを全3回に分けてご紹介していきます。
宇佐市
周防灘からの豊かな水産物、平野部、山間部での農業が盛んです。また、「宇佐神宮」など歴史遺産が数多く存在し、グリーンツーリズムとあわせた交流、観光など多彩な産業活動が活発に行われています。多彩な自然、歴史、産業の中で人々が元気に暮らせるまちです。
▶▶▶ ワークスペース兼、宿泊施設
Naru. Guest House(ナルゲストハウス)
宇佐市・宇佐神宮の麓で世界を旅した旅人が運営するゲストハウス(宿)とレンタルスペース(貸部屋)です。築70年の旅館をリニューアルして作られたゲストハウスは、どこか懐かしさを感じながらのんびりと過ごすことができます。レンタルスペースは1時間から借りることができるため、仕事のワークスペースとしても利用可能です。
▼ 基本情報
住所:〒879-0471大分県宇佐市四日市1441-2
TEL:0978-32-0147
FAX:0978-32-0147
URL: https://www.naruguesthouse.com/naru
▶▶▶ 宇佐市の観光スポット
八幡総本宮 宇佐神宮
宇佐神宮は全国に4万社あまりある八幡様の総本宮です。八幡大神(応神天皇)・比売大神・神功皇后をご祭神にお祀りし、神亀2年に創建されました。石清水八幡宮・筥崎宮(または鶴岡八幡宮)とともに日本三大八幡宮のひとつです。境内は国の史跡に指定され、本殿3棟は国宝に指定されています。
▼ 基本情報
住所:宇佐市南宇佐2859
TEL:0978-37-0001
URL:http://www.usajinguu.com/
中津市
北東域において周防灘に面し、その他は山間部が大部分を占めており、国指定名勝でもある耶馬渓に代表されるように豊かな自然環境資源が多くあります。中津城をはじめとする歴史を感じる街並みも魅力的です。
▶▶▶ コワーキングスペース
秘密基地 中津
秘密基地・中津は、日豊本線中津駅から徒歩5分の場所にあるコワーキングスペースです。1階にはカフェスペース、2階にはコワーキングスペースがあり、さまざまな人と交流ができるくつろぎの空間です。定期的にイベントも開催しており、スタートアップ創業支援なども行っています。
▼ 基本情報
住所: 〒871-0033 大分県中津市島田352番地7 日の出町アーケード内
TEL:0979-22-1515
URL:https://himitsukichi-nakatsu.com/
▶▶▶ 宿泊施設
バルンバルンの森
中津駅から車で25分ほどいった耶馬渓にあるバルンバルンの森は、小さな森のレトロな宿泊・滞在施設です。手作り感のあるぬくもりや気遣いがところどころの装飾や建物に見られ、温かさが溢れています。バルンバルンの森は森の小屋などの宿泊施設が約10部屋あり、テントを約20張ほど張ることができます。
▼ 基本情報
住所:〒871-0202 大分県中津市本耶馬渓町曽木459-9
TEL: 0979-52-3020
MAIL:barunnomori@gmail.com
URL: http://barunbarun.com/
▶▶▶ 観光スポット
青の洞門
青の洞門は、日本初の有料トンネルで手彫りトンネルとして開通したトンネルです。享保20年(1735年)から諸国巡礼の旅の途中に耶馬渓へ立ち寄った禅海和尚によって手彫りで掘られ始めました。禅海和尚は雇った石工たちとともにノミと鎚だけで掘り続け、30年余り経った明和元年(1764)、全長342m(うちトンネル部分は144m)の洞門を完成させました。
現在では、改修により完成当初の原型は失われましたが、随所にはノミのあとも残っており、当初の面影を残しています。
▼ 基本情報
住所:〒871-0202 大分県中津市本耶馬渓町曽木
日田市
福岡県と熊本県に隣接した地域です。福岡と隣接して距離的にも程よい位置にあることもあり、福岡からの移住者も比較的多い街と言えます。周囲には九州を代表する山々に囲まれ、これらの山から流れ出る豊富な水がさまざまな地域の生活と林業を中心とした産業を潤しています。また、江戸時代に天領として繁栄し、当時の歴史的な街並みや伝統文化が今なお受け継がれている地域です。
▶▶▶ ワーケーション施設
ゲストハウスやすらぎ
日田のシンボルである三隈川が目の前に広がる部屋があり、開放感のあるロケーションが宿泊者に好評です。国内外からの来客や、ワーケーション利用客が多く、過ごしやすい環境があります。1Fのバルスペースでは、美味しいお食事を食べることができます。
▼ 基本情報
所在地大分県日田市隈2-4-21
電話番号:080-5265-8176
▶▶▶ 観光スポット
三隈川
日田市は“水郷日田”と呼ばれるほど豊かな水があり、その中で三隈川は市民にとっての心の拠り所です。また、観光としても屋形船での宴会や、初夏から秋にかけて、鵜飼のショーが楽しまれています。
▼ 基本情報
所在地:〒877-0074 大分県日田市中ノ島町608−3
九重町
国際的に重要なラムサール条約登録湿地のタデ原湿原や、阿蘇くじゅう国立公園の一部、久住山群に囲まれる「緑と自然の宝庫」です。また、筋湯温泉など温泉が町内に点在しています。紅葉の名所「九酔渓(きゅうすいけい)」「九重“夢”大吊橋」があり、四季折々の自然を楽しむことができる地域です。
▶▶▶ コワーキングスペース
芸舞温泉 湯守 金獅子(eスポーツ温泉施設)
コンピューターゲーム開発会社「サマータイムスタジオ」が開設。ゲーミングスペースとコワーキングスペースがあります。また、山々に囲まれた環境、源泉掛け流しの温泉、全時間帯にて、上り下りともに最高300Mbpsという安定した通信環境があり、ワーケーションに適した環境です。
▼ 基本情報
所在地:大分県玖珠郡九重町大字田野1666番地の124
電話番号:070-4740-5656
URL:https://www.facebook.com/kinjishi.gamer/
▶▶▶ 観光スポット
九重“夢”大吊橋
筑後川源流域にあたる、鳴子川渓谷の標高777m地点に架かる長さ390m、川床からの高さ173mでともに日本一の規模を誇る日本一の人道専用吊橋。橋の上からは日本の滝百選に選ばれた震動の滝の雄滝や雌滝を見ることができます。
▼ 基本情報
所在地: 〒879-4911 大分県玖珠郡九重町大字田野1208番地
TEL: 0973-73-3800
玖珠町
九州第一の河川である筑後川の上流、玖珠川が貫流し、滝や湧水地が随所にあります。国内最大の二重メサの山々がそびえ、豊かな山なみの懐に抱かれています。また、日常生活で必要なものは全て町内に揃っており、温泉も数多く点在しております。
▶▶▶ ワークスペース 兼 宿泊施設
玖珠町お試し暮らし住宅
▼ 基本情報
所在地:玖珠郡玖珠町大字帆足501番地の2
お問い合わせ先:玖珠町役場企画商工観光課
TEL:0973-72-9031
URL:https://www.town.kusu.oita.jp/1948.html
▶▶▶ 観光スポット
豊後森機関庫公園
九州で唯一現存する扇型機関庫が残る鉄道公園です。機関庫と転車台は、貴重な鉄道遺産として国登録有形文化財、近代化産業遺産に認定されています。公園内には、「豊後森機関庫ミュージアム」があり、“遊ぶ・学ぶ・楽しむ”をコンセプトに旧豊後森機関庫と鉄道に関する資料の展示や工業デザイナー水戸岡氏の鉄道作品の展示があります。さらには、1周316mのコースを走るミニ列車もあり、親子で楽しめる公園です。
▼ 基本情報
所在地:大分県玖珠郡玖珠町岩室36番地の15
問い合わせ先: 豊後森機関庫ミュージアム
TEL:0973-77-2222
URL:http://kusumachi.jp/pg152.html
由布市
日本を代表する温泉や自然景観と共に、脈々と受け継がれる歴史と文化もあり、「おもてなし」の湯布院、「伝統文化と田舎暮らし」の庄内、「まち暮らし」の挾間。「冬は雪化粧」「夏は草原から風」と四季を通じてさまざまな自然を楽しめます。
▶▶▶ 観光スポット
由布岳
標高1584mの由布岳は、由布市湯布院町と別府市の境にそびえる山で、大分県を代表する名峰のひとつです。登山客にも人気で、九州連峰に次ぐ根強い人気を誇ります。双耳峰を持つ荘厳な姿から「豊後富士」と呼ばれ、古くから山岳信仰の対象として崇められています。また山頂からは、くじゅう連山や別府湾、由布院盆地が見ることができます。
▼ 基本情報
所在地:大分県由布市湯布院町川上
【アクセス】JR久大本線由布院駅〜亀の井バス「由布登山口」下車(所要時間 約15分)
まとめ
今回ご紹介した地域は、多くの山々に囲まれ、水の恩恵を多く受けており、観光や農業などその土地を活かした事業に力を入れているところが多数ありました。
また、人々に癒やしを与える空間を設けている施設もたくさんある事は、温泉郷が多く点在する“おんせん県おおいた”ならではないでしょうか。移住における行政のサポートもさることながら、自然が近くにある癒やしは、多くの人にとって安心をもたらしてくれます。大分県で、温泉につかりながら自然を満喫して、リラックスした環境で仕事をしてみるのもいかがでしょうか。