大分移住手帖

移住前に訪ねたい!地域と人を結ぶ移住コンシェルジュのようなオーナーがいるゲストハウスまとめ【後半】

河野忍

前半に引き続き、後半は大分県の西部と南部にあるゲストハウスをご紹介します。前半の記事はこちらへ。

 

大分県西部地域

竹田市「たけた駅前ホステルcue(キュー)」

仲間と共に半年間かけて改装したホステルcue外観

 

大分県南西部に位置する竹田市(たけたし)には城下町らしい古い町並みと細い路地が残っていて風情があります。

 

そんな竹田市にある、築80年を越える古民家をリノベーションした、ドミトリーと個室のあるゲストハウス「キュー」。豊後竹田駅から徒歩2分とアクセスも良好。オーナーは移住して9年目を迎え、まちのキーパーソンにもなっている堀場貴雄さん・さくらさん夫妻。空き家をどうやって探されたかや、ゲストハウス開業、また現在子育て真っ最中であるからファミリーの暮らしやすさや子育て環境についてもお話を聞いてみてはいかがでしょうか?

 

堀場貴雄さん・さくらさんをもっと知る

 

基本情報:

たけた駅前ホステルcue(キュー)

〒878-0012 大分県竹田市竹田町560−1

0974-63-0179

https://solairodays.com/

 

Link:竹田市に移住した先輩たちの話をもっと読む

https://oita-ijyutecho.com/area/taketa/

 

竹田市「暮らす実験室IKI(いき)」

世界中の人と交流できる「暮らす実験室IKI」

 

同じく竹田市の中心部に位置し、たけた駅前ホステルcue(キュー)からも徒歩5分程度の距離にあるのが「暮らす実験室IKI(いき)」。ゲストハウスではなく、部屋と食事をゲストに無料で提供する代わりに、ゲストはホストに依頼された仕事をこなすサービス「ワークアウェイ」を提供しています。1階にあるレンタルスペースは、誰かがイベントを企画し準備していると、知り合いがふらっと集まってくる、昔ならではの公民館のよう。

 

筆者がおすすめしたいのが「ぐるずぶ市」への参加。ぐるぐる循環する暮らしを共有して、ずぶずぶにつながる…そんな時間を楽しみましょう!というコンセプトでマルシェや映画上映などを行っています。月に一度、第3日曜日に実施しており、オープンイベントとしてfacebookイベントが立ち上がっているので参加してみてください。

 

そして、オーナーである市原 正(まさし)さん・史帆(しほ)さん夫妻は、子育て世代の移住者であり、空き家をDIYリノベーションされた経験もあるので、移住のお話を聞いてみてくださいね。

 

市原正・史帆さんをもっと知る

 

基本情報:

暮らす実験室IKI(いき)

〒878-0012 大分県竹田市竹田町495−3

050-7116-7199

https://iki-lab.net/

 

大分県南部地域

豊後大野市「ゲストハウスLAMP豊後大野(らんぷ)」

「ゲストハウスLAMP豊後大野」外観

 

日本ジオパークユネスコ・エコパークに認定されている、自然豊かな豊後大野市(ぶんごおおのし)。新規就農者への補助金や給付金など手厚い支援が特徴的です。

最近では、おんせん県おおいたにおいて温泉が出ないことを逆手に「サウナのまち」を宣言しました。

 

そんな豊後大野市の祖母山の麓にある大きな建物を綺麗に改装した「ゲストハウスLAMP豊後大野」は、男女混合ドミトリーや個室貸切ドミトリー、大人数が泊まれる和室があり、最大約70名まで宿泊が可能です。

 

オーナーの高橋ケンさんはゲストハウスの支配人の傍ら、狩猟や無農薬の米作りを行ったり、LAMPに自身の趣味であるフィンランド式サウナを作ったりと様々な活動をされています。地域の他のサウナーたちとも連携して、「サウナのまち」を推進しています。

 

決して立地が良いとは言えない土地にありますが、だからこそ、田舎暮らしのいいところも失敗談も現実味のあるお話を高橋さんに尋ねてみてはいかがでしょうか。

サウナーとは、サウナを愛し、サウナ浴を日常的に楽しんでいる愛好家の方々のこと。

 

高橋ケンさんをもっと知る

 

基本情報:

ゲストハウスLAMP豊後大野(らんぷ)

〒879-6865 大分県豊後大野市緒方町尾平鉱山57

電話: 0974-47-2080

 

Link:豊後大野市に移住した先輩たちの話をもっと読む

https://oita-ijyutecho.com/area/taketa/

 

佐伯市「投げ銭ゲストハウス さんかくワサビ」

投げ銭ゲストハウス「さんかくワサビ」内装

 

大分県はどこでも美味しい魚が食べられますが、特に佐伯市(さいきし)は、普通のスーパーでも魚屋さんのような品揃えで、安くておいしい鮮魚が手に入ります。

そんな佐伯市の中心部の「新町通り」に面した建物の2階にある、全14床(二段ベッド7つ)のゲストハウス「さんかくワサビ」。投げ銭で利用できる珍しいシステムを取り入れており、1000円+お気持ち(チップ)で泊まることができます。

 

自称「ポンコツオーナー」中村香純(なかむらかずみ)さんもまた移住者です。投げ銭ゲストハウスにした理由をお聞きすると「たまたま隣に居合わせた人の必要としているものを自分が持っているのなら『あぁ、どうぞ』と渡せる場所があったらいいなと思うのです。」とのこと。

 

「佐伯市に移住したい!」という方は、地域の方から愛されている中村さんを訪れて移住のお話を聞いてみてはいかがでしょうか。

 

基本情報:投げ銭ゲストハウス さんかくワサビ

〒876-0845 大分県佐伯市内町3−26 2 階

080-4051-8629

https://sankaku-wasabi.com/

 

佐伯市「屋形島ゲストハウス」

屋形島ゲストハウス外観

同じく、大分県佐伯市蒲江町(かまえちょう)の蒲江港から約2km南の湾口に位置する島「屋形島(やかたじま)」。人口はわずか14人の離島で、島の周囲は約3km、徒歩で回れてしまう小さな島にあるのが「屋形島ゲストハウス」。

 

島のゲストハウスなので、浜まで歩いて1分の近さ。リビングはおしゃれでゆったりと過ごせ、昔ながらの雰囲気が残る小さめのお風呂も雰囲気があって素敵です。屋形島で養殖されている緋扇貝(ヒオウギ貝)はホタテ以上に甘味が強く、そのカラフルさが特徴。その緋扇貝を育てているのが、ゲストハウスオーナーでもある後藤 猛(たけし)さん。

 

屋形島出身の後藤さんは、タイ、インド、ネパール、愛知、沖縄など国内外を渡り歩いた後、27歳でUターンしました。「ホテルのようなお客さんとの関係ではなく、フラットな関係で屋形島に来てくれた人と関わりたい」と思い「人を迎える場所」としてゲストハウスを開業したそう。

 

旅のこと、内外からみた佐伯市という暮らしの魅力、離島での暮らし、水産業に従事するということ、子育て環境、コミュニティなど、移住のことで気になることがあれば相談してみてはいかがでしょうか。

 

基本情報:

屋形島ゲストハウス

〒876-2401 大分県佐伯市蒲江大字蒲江浦2810

090-9729-1203

https://yakatajimaguesthouse.com/

Link:佐伯市に移住した先輩たちの話をもっと読む

https://oita-ijyutecho.com/area/saiki/

 

最後に

いかがでしたか?その地域を地元の人以上によく知り、愛情をもって地域を訪れる旅人を受け入れているゲストハウスのオーナーさん。「大好きな地域をもっと知ってほしい!」という気持ちが強い方ばかりです。ぜひ、移住のことで気になることがあれば、ゲストハウスを巡ってみてくださいね。

 

 

 

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河野忍

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大分県大分市、中央商店街のなかでひっそりこっそり。ウェブ系システム開発会社と、ペットと人と人をつなぐペットテックベンチャー「ペットリボン」をやっています。ほかには温泉名人、寿温泉番台、移住支援など。

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